KCP(NPO法人かわさき創造プロジェクト)とは?


1.設立の背景


◆川崎市主催の「シニア地域創造ワークショップ」が発端
 2004年5月、川崎市が主催した「シニア地域活動モデル創造ワークショップ」に参加したシニア約30人は1年間、専門家の指導・助言を得ながら地域活性化の手法や課題解決のノウハウを学び、翌05年5月、IT関係に詳しいメンバーが中心になって任意団体「かわさき創造プロジェクト」を立ち上げました。

◆シニアの活動の場を創り、地域課題を解決する
「地域におけるシニアの活動の場を創る」、「シニアの知恵と経験を活かして身近な地域課題を解決する」ことを定款に謳い、新たなプロジェクトを創出して地域の活性化に資することを目的に活動をスタートさせました。1年後の06年4月、NPO法人として新たな一歩を踏み出し今日に至っています。

2.概要


◆地域のニーズに向き合い、豊かなシニア・ライフを
 かわさき創造プロジェクトの事業は多岐にわたつています。
 定年退職したシニアや子育てが一段落した女性たちが、これまでに培つた知恵と経験とを活かして地域に役立つことをしながら、同時に自分自身のシニア・ライフを豊かにしていきたいという想いから、さまざまな事業活動に取り組んでいます。

◆パソコン学習支援活動からシニアパワーアップ推進事業まで
 詳しくは、「事業紹介」をご覧いただくとして、スタート時点ではシニアや小学生を対象とするパソコン学習支援が主な活動でした。それが今では、市内で行われるシニア向けのイベントや行事をHPで紹介する「川崎シニアポータルかわぽ事業」、高齢者の皆さんが生きがいを持ち続け、生涯現役を実現するための自己啓発の場を提供する「シニアパワーアップ推進事業」(行政との協働事業)「地域の寺子屋事業」(行政との協働事業)、趣味を通じた仲間つくりや居場所作りをすすめる「ゆうゆうサロン」など多様な事業に取り組んでいます。
また、行政との協働事業は2事業ですが、時間をかけ行政との信頼関係を築いてきた成果でもあります。なお、「川崎シニアポータルかわぽ事業」は、平成26年度から運営主体が、行政から当法人に移管され運営形態も一新しています。

◆新たな地域課題の発掘・解決をめざす意見交換会
 さらに、随時、会員相互の意見交換会を開き、新たな地域課題を発掘して解決策を話し合い、実現を図るプロジェクトの立ち上げを議論しています。会員一人ひとりの多様なスキルを活かすこと、地域のニーズを会員自ら発見し、お互いの知恵と経験とを活かして解決することを通して、豊かな実りあるシニア・ライフの構築をめざしています。
 また、市内で活動するNPO法人や諸団体と連携し、それぞれの持ち味を生かしながら地域活性化に向けた活動を継続的に行っています。

◆会員相互の交流を通して共感を育てる
 現在、会員は80余名で、男性が約6割、女性4割。
 会員同士の交流を図り、KCP会員としての一体感の醸成を目的に、互いに趣味や体験を語り合ったり、お花見やハイキングに出かけたりしてKCP会員としてのモチベーションを高め、共感を育て合い、且つ楽しむ充実した時間の創造に努めています。

3.創立10周年記念誌 発行


◆当法人は2006年にNPO法人となり、10年を迎えたところで「創立10周年記念誌“軌跡”」を発行しました。
過去の活動の履歴を残すとともに、新たな活動への出発点にしたいという思いを込めています。
詳細は以下をご覧ください。

創立10周年記念誌“軌跡”PDF

4.役員


令和5年~令和6年度の役員は、以下の通りです。
  代表理事;松井 洋一
  副代表理事;石渡 一美
  事務局長;栗田 正道
  理事;森 正昭
  理事;升田 尚子
  理事;粕谷 充子
  理事;梶田 裕之
  理事;大岡 恵美子
  理事;曽我辺 秀子
  監事;片山 泰子