作成 事務局 森 正昭
11月26日(日)にシニアライフ講演会が開催されました。この講演会は、当法人が川崎市健康福祉局・長寿社会部から委託を受け、共同主催の形で実施しています。
第1部の講演は「多様な人たちが一緒に暮らせる街づくり」、講師は元宮城県知事・現神奈川大学特別招聘教授、浅野史郎さん。
第2部では、地域で活動する市民団体の皆さんの活動紹介と情報交流が行われました。
浅野史郎さんは、講演開始前に「前座」で、「浅野史郎です!今日はどう話したらよいか悩んでいます」と口を開き、会場を和やかな雰囲気にしてくれました。本番では、川崎市とご自身の関係から始まり、厚生労働省時代に福祉障害課長が自分の天職と思ったこと。
障害者・外国人・難民・性的少数者などいるがみんな違っているのが当たり前、自分と違った人たちを排除しない社会が、「だれにとっても住みやすい街」と語ってくれました。
さらに、宮城県知事時代に、成人T細胞白血病(ATL)の罹患者であることが分かり、発病後、病気をどう乗り越えたかの話にうつり、最後は「プレジョブ」活動で障害を持った子供そうでない子どもも一緒になって生きていく社会を作りたいということで締めくくりました。
大変重いテーマでしたが、随所に笑いが入り、参加の皆さんの感想も「期待した以上によかった」との声がありました。
第2部では、地域で活動する16団体が参加し、3分間スピーチとパネル展示による情報発信がありました。
なお、当日の参加者は150名ほど、主催側としてはもっと多数の方の参加を期待していましたが、この日がほかのイベントぶつかっていたことのほか、「講演のタイトルが、分かりにくかった」との声がありました。
以上