平成26年度(2014年度) 事業報告書
2015/06/27


特定非営利活動法人 かわさき創造プロジェクト

当法人は、「シニアを中心とする市民の社会参加支援事業」を中心に、「地域情報受発信に関する事業」「教育活動支援事業」を行い、シニア世代の活動の場・拡大を進めてきた。平成26年度の事業の成果と内容は以下のとおり。
<1 事業の成果>
(1)地域情報受発信に関する事業
  ① 川崎シニアポータル「かわぽ」事業

    これまでの行政との協働事業から、当法人の自主事業となった。そのための体制作りとポータ
    ルサイト「かわぽ」のリニューアルを実施。助成金と協賛金を獲得し、活動継続の目途をつけ
    ることができた。
    シニアリポート/79件(昨年比+13件)を掲載。記者養成講座参加の新人を加え、合計28人
    (昨年比+5人)新サイトには投稿欄「撮っておき」投稿92件、「仲間のページ」に11団体を
    掲載、アクセス数14,168件
(2)シニアを中心とする市民の社会参加支援事業
  ① シニア向けパソコン学習支援事業

    当法人の中心事業として、年間を通し川崎市内の8箇所で教室開催。開催回数191回(昨年比
    -14回)、参加者延べ1377名(昨年比-275名)、会員参加/延べ446名(昨年比-71名)。
    学習用貸出パソコン30台に最新OSWindows8.1、Office2013を装備した。
  ② シニアパワーアップ事業/川崎市長寿社会部と協働して以下の3事業を実施した。
    ◇ シニアライフ講演会開催(講演;三浦豪太氏、演題;父三浦雄一郎のいきいき人生を語る)
      第1部参加者;約200名/一般来場者と参加団体スタッフを含む
      第2部参加団体;16団体(昨年比-1団体)。参加者への活動紹介と交流を実施した。
    ◇ シニア向けPC教室開催/昨年と同じく3箇所で開催、講座開催数60回、受講者59名・
      延べ参加/1014名、出席率/72%、当法人スタッフ延べ190名、スタッフのスキルアップ
      学習/12回開催
    ◇ 傾聴講座開催(6回の講座と、1回の体験実習)修了者/23名、当法人スタッフ延べ/39名
      今年度修了者向けのフォローアップ講座を開催/参加者12名
  ③ ゆうゆうサロン事業/年間を通し次の3つの講座を開催
    英会話(3回)、手編み(24回)、ハワイアンリボンレイ(12回) 講師の高齢化のため、
    開催数減。
      開催数合計39回(昨年比-56回)、延べ参加者85名(昨年比-38名)
  ④ 学校施設有効活用事業・中野島小学校におけるモデル事業/行政からの委託事業
    特別教室棟を地域団体に開放するための管理業務、および生涯学習事業の企画推進を行った。
    ◇ 管理業務、地域団体の利用日数/200日、利用人員延べ/6,091名、
      参加スタッフ延べ/879名
    ◇ 次の12講座を実施。科学実験教室/8回、参加368名、染色講座/3回、
      メタリックデコレーション/67名、中野島郷土史/4回、参加47名、コーラス/14回、
      切り絵/12回 、ストレッチ体操/ 13名、昔遊び/ 24名、みんなで歌おう愛唱歌/33名、
      岡本太郎がやってくる/16名など
(3)教育支援活動事業
  ① 小学校のパソコン学習支援事業

    7校(昨年と同数)、実施日数40日(昨年比-3日)、当法人延べ参加者/151名(昨年比
    -13名)。当法人内で参加スタッフ養成講座実施、7名が加わり18名となった。
    神奈川県警・サイバー犯罪対策課と連携し「サイバーセイフティアドバイザ」の紹介展示を
    2回実施。
  ② 地域の寺子屋事業/行政からの委託事業
    子どもたちに様々な体験学習の機会を提供するために、週1回の「学習支援教室」(登録児童
    /135人)と、月1回の「体験活動・世代間交流」を実施。
    学習支援教室は16回開講、参加児童延べ/797名、指導者延べ/87名、
     当法人支援スタッフ/101名
    体験活動・世代間交流は、昔遊びなど5回開催、親子の参加延べ/95名、
     当法人スタッフ延べ/21名

(4)地域活性化のための諸活動を行う行政、地域諸団体の援助に関する事業  実施せず

<2 事業内容>
(1)地域情報受発信に関する事業
  ① 川崎シニアポータル「かわぽ」事業

    ◇ 内容 当法人の会員/シニアリポーターが、主に市内のイベント、人物、産業活動などを
      取材しそのレポートを、ポータルサイト「かわぽ」に掲載する。
      ・ シニアリポート掲載、79件/年。掲載原稿は3人の編集委員による事前チェックを
        実施。
      ・ シニア向けの「おすすめイベント情報」を43件掲載
      ・ 編集会議を2回/月開催、取材案件の検討と実施確認、行動規範の徹底、延べ出席/
        284名
      ・ 記者養成講座を実施、参加者6名。スキルアップ研修「写真の撮り方講座」全2回
        を実施。
      ・ 川崎市民公益活動助成金90万円を受給。協賛金を5社から募り、168,000円獲得。
      ・ サイトのリニューアルを実施、市民参加型サイトとして、一般読者の写真ニュース
        投稿欄「撮っておき」(92件)と活動団体一覧「仲間のページ」(11団体)を開設
        した。
    ◇ 日時 平成25年4月~平成26年3月
    ◇ 場所 取材地域/川崎市内、編集会議/高津区役所・市民活動支援ルーム
    ◇ 従事者人員 28名
    ◇ 対象者 情報発信先は、主に川崎市民 
    ◇ 支出額 活動費、交通費、広報費 など 約1,337千円 

(2)シニアを中心とする市民の社会参加支援事業
  ① シニア向けパソコン学習支援事業

    ◇ 内容 会場の確保、教材の作成、講師・スタッフの参加日程管理を行い、市内9箇所の
       会場で205回開催。貸出用機材のバージョンアップの実施。参加者:スタッフは平均
       で、3:1。
       ・学習内容は各教室参加者のレベル・希望に応じ構成、テキストを作成
       ・貸出用に最新OS(Windows8.1)とOffice2013を30台準備した

  教室名 開催日 開催数 参加者延べ KCPスタッフ延べ
1 中野島PC教室 入門 毎週水曜日 36回 206名 36名
継続 毎週土曜日 33回 228名 33名
2 大山街道ふるさと館/4~7月 毎週木曜日 16回 274名 77名
3 百合丘いこいの家(中断) 毎月第1火曜 9回 52名 42名
4 百合丘基礎講座 毎月第3火曜 7回 37名 36名
5 麻生いこいの家 毎月第4木曜 11回 65名 46名
6 レッツPCクラブ支援 毎月第2水曜 10回 76名 20名
7 北部リハビリセンター 毎週月曜日 40回 133名 69名
8 アリーノ・パソコン教室 毎週月曜日 12回 122名 36名
毎週金曜日 17回 182名 51名
合計 191回 1377名 446名

     ◇ 日時 平成26年4月~平成27年3月
     ◇ 場所 中野島/新多摩川ハイム、大山街道ふるさと館、百合丘いこいの家など、8箇所
     ◇ 従事者人員 26名
     ◇ 対象者 川崎市内の施設の近隣住民
     ◇ 支出額 活動費、交通費、広報費 などの事業費用 約1,281千円

  ② シニアパワーアップ事業/行政との協働事業
 シニアライフ講演会シニア向けPC教室傾聴講座
内容シニアの生き甲斐つくりと活躍の場つくりにつながる啓発事業
第1部/シニア啓発のための講演会、講師;プロスキーヤー・三浦豪太氏「父三浦雄一郎のいきいき人生を語る」
第2部/地域で活動するNPO法人&シニア関連団体との情報交流(展示と活動紹介)実施
シニアの初心者対象で、シニアライフを豊かにするための、文書作成・インターネットやメール操作・デジカメ写真などのスキル習得を行う講座。
各自に合った指導を実施。
講師養成講座を12回実施、スキルアップを図った。
2回の基礎編で傾聴の基礎知識や認知症の学習、4回の実践編で音楽療法の学習、体験実習の振返りを行った。体験実習は市内の7施設へ。
地域で活動する傾聴5団体の紹介。その後、修了者対象にフォローアップ講座実施。
日時実行委員会を平成26年7月からスタート、講師選定、参加団体募集など5回会議開催。
開催;平成26年11月29日
13:00~17:00
平成26年9月~27年3月
の期間で各20回
①毎週月曜日 10時~12時
②毎週日曜日10時~12時
③毎週木曜日10時~12時
実行委員会を6月スタート、講師との打合わせ実施。
平成26年9月~27年3月
講座開催/6回、体験実習/1回/、フォローアップ研修1回
場所川崎市役所第4庁舎
(旧いさご会館)
①大山街道ふるさと館
②日吉いこいの家2階
③市立看護短大
てくのかわさき
従事人員会員スタッフ;9名
協力団体;17団体、40名
会員講師・スタッフ;27名、
延べ190名が参加
会員スタッフ;6名
外部講師;2名
対象者市政だよりで募集、応募した川崎市民/抽選による約160名を含む200名が参加PC使用経験の無い川崎市民、市政だよりで募集、応募者、抽選による66名市政だよりで募集、応募した川崎市民/抽選による23名
支出額約730千円約1093千円約459千円
    支出額合計 約 2,558千円(上記以外の管理費含む)

  ③ ゆうゆうサロン事業
    会員の専門知識を生かし、一般市民に同じ趣味を通じて仲間作りと交流を進める。
    主な従業人員は、65歳以上である。
英会話 指導手編み 指導リボンレイ作成指導
内容3回 延べ3名
途中で中断した
24回
延べ48名
12回
延べ34名
日時第2・第4木曜日第1・2・4・5金曜日第3火曜日
場所コーヒースポットライフ/中原駅前
従事人員1名1名1名
対象者近隣住民近隣住民近隣住民
支出額活動費、交通費、広報費 など約66千円


  ④ 学校施設有効活用事業・中野島小学校におけるモデル事業/行政からの委託事業
    ◇ 内容 
      ・特別教室棟/音楽室、図書室、理科室などを地域団体が利用する時間帯の管理業務
      ・特別教室棟を活用した地域との連携”どきどきワクワクなかのしま”/日時計出前講座
      ・シニア対象事業/中野島郷土史、コーラス、みんなで歌おう愛唱歌、囲碁教室
      ・子ども対象事業/科学実験、染色講座、切り絵、お菓子作り料理教室など開催
    ◇ 日時 平成26年4月~平成27年3月
         管理業務 平日/17:30~21:30、   土日祝日/8:30~21:30
         生涯学習事業/土・日
    ◇ 場所 川崎市立中野島小学校 特別教室棟
    ◇ 従事者人員 20名
    ◇ 対象者 中野島小学校児童と近隣住民
    ◇ 支出額 活動費、交通費、広報費 などの事業費用 約2,463千円
(3)教育支援活動事業
  ① 小学校のパソコン学習支援事業

    ◇ 内容 
      ・ 1・2年生はマウス操作練習、3年はキーボード操作練習、ローマ字入力、
        インターネット検索
        上作延小・1~3年/11日間、西菅小・3生/2日間、下布田小・3年/2日間、
        百合丘小・1・2年/4日間、麻生小・5年を除く全学年/4日間、野川小・
        1~3年/12日間 など
      ・ 各区学校支援センターと連携して小学校へ活動紹介、参加団体との交流
      ・ 神奈川県警・サイバー犯罪対策課と連携し、情報モラル学習の推進。
    ◇ 日時 平成24年4月~平成25年3月
    ◇ 場所 上作延小、長尾小、西菅小、麻生小、下布田小、百合丘小、野川小の各小学校
    ◇ 従事者人員  パソコン活用授業支援/18名
    ◇ 対象者 川崎市内 7校の小学生
    ◇ 支出額 活動費、交通費 など事業費用 約89千円

  ② 地域の寺子屋事業
内容 学習支援室/各自持参した宿題などの勉強や寺子屋で用意したプリントなど学習 体験活動・世代間交流/地域の人々とのかかわりに関心を持たせる。地域の力を生かした学習
開 講 参加者 指導者 会員 講座名 参加者 会員
11月 4回 219名 24名 28名 お父さんたちと昔遊び/川崎おやじ連 79名 7名
12月 2回 93名 11名 13名 クリスマスケーキを作ろう 10名 3名
1月 4回 196名 19名 24名 岡本太郎がやってくる 16名 3名
2月 4回 204名 21名 23名 ドイツのボードゲームで遊んで学ぼう 20名 4名
3月 2回 85名 12名 13名 水平コマ型日時計を作ろう 5名 4名
16回 797名 87名 101名 計 5回 130名 21名
人員 指導者/寺子屋の先生、講師/外部から招請、ほかに当法人スタッフ/10名
日時 平成26年10月~平成27年3月
対象 川崎市立中野島小学校・児童とその家族、
支出 約576千円

以上