特定非営利活動法人 かわさき創造プロジェクト
当法人は、「シニアを中心とする市民の社会参加支援事業」を中心に、「地域情報受発信に関する事業」「教育活動支援事業」を行い、シニア世代の活動の場・拡大を進めてきた。平成25年度の事業の成果と内容は以下のとおり。
<1 事業の成果>
(1)地域情報受発信に関する事業
① シニアリポーター事業/行政との協働事業
川崎市自治政策部と進めてきた協働事業はこの年度で終了、当法人の自主事業に移行する。その
ため、自主運営に向けた体制作りと川崎市民公益助成金獲得の提案準備をしてきた。
シニアリポート/66件(昨年比-7件)を掲載。第5期シニアリポーター養成により4人が新メンバ
ーとして加わり、合計23人となった。
(2)シニアを中心とする市民の社会参加支援事業
① シニア向けパソコン学習支援事業/当法人の中心事業として、年間を通し川崎市内の9箇所で教
室開催。開催回数205回(昨年△13)、参加者延べ1662名(昨年比△9名)、KCP会員参加/
延べ517名(昨年比△62名)。学習用貸出パソコンにWindows8.1、Office2013の構成で30台
準備した。
② シニアパワーアップ事業/行政との協働事業
川崎市長寿社会部と協働して以下の3事業を実施した。
◇ シニアライフ講演会開催(講演;鎌田實氏、演題;人のために何かをすると思いやりホル
モンがでる)。応募者350名を抽選で280名としたが、講演会当日が大雪となり一般参加
115名と関連団体参加者40名、合計155名の参加だった。第2部参加団体17団体
(昨年比+2団体)。
◇ シニア向けPC教室開催(市内3箇所で開催、昨年と同数)
講座開催回数60回、受講者
59名・延べ参加人数/1020名、KCP講師延べ240名
講師およびスタッフのスキルアップ学習/年間を通し11回開催
◇ 傾聴講座開催(6回の講座と、1回の体験実習)修了者/22名、KCPスタッフ延べ/39名
今年度修了者向けにフォローアップ講座を開催/参加者10名
③ ゆうゆうサロン事業/年間を通し次の3つの講座を開催
◇ 英会話(35回)、手編み(48回)、ハワイアンリボンレイ(12回)
開催数合計95回、延べ参加者123名(昨年比-62名)
④ 学校施設有効活用事業・中野島小学校におけるモデル事業/行政からの委託事業
◇ どきどきワクワクなかのしまイベント/参加150名、中野島郷土史参加延べ/45名、コーラ
ス/11回、参加延べ119名、切り絵/8回、参加延べ31名、理科実験/33名、親子でお菓子
作り/5組など
◇ 管理業務、地域団体の利用日数/212日、利用人員延べ/4387名、参加スタッフ延べ/424名
(3)教育支援活動事業
小学校のパソコン学習支援事業/7校(昨年と同数)、実施日数43日(昨年比+2日)、KCP延
べ参加者/164名(昨年比+47名)。Windows8とキューブキッズ4の新環境へのトレーニング
実施。
神奈川県警・サイバー犯罪対策課と連携し情報モラル学習の推進実施。
(4)地域活性化のための諸活動を行う行政、地域諸団体の援助に関する事業 実施せず
その他
① かわさきコンパクトに継続参加、かわさきNPO法人連絡会と相互交流と情報交換を行った。
② 麻生区、多摩区、高津区の区民活動センターへ会員登録実施。
③ かわさき・ボランティア市民活動フェア、高津区市民活動見本市へ参加し、地域活動
活性化の推進と当法人の活動をPR。
<2 事業内容>
(1)地域情報受発信に関する事業
① シニアリポーター事業/川崎市自治政策部との協働事業
◇ 内容 「かわさきシニア応援サイト・シニアリポーターによるおすすめイベント&取材
リポート」への情報掲載とサイト運営
・おすすめイベント情報掲載、取材・リポート作成/60回、
・編集会議;2回/月開催、行政と協働型事業推進のための定例会議1回/月開催
・平成26年度以降の自主運営に向けた検討委員会を月2回開催
・第4期シニアリポーター・養成講座 を1回実施
・シニアポータルサイト「かわぽ」の立上げ準備をすすめ、平成26年4月からスタート
させる。
・当法人が運営主体となるための、行政からの引き継ぎを実施。
◇ 日時 平成24年4月~平成25年3月
◇ 場所 取材地域/川崎市内、編集会議/高津市民館・中野島小学校
◇ 従事者人員 23名
◇ 対象者 情報発信先は川崎市民
◇ 支出額 活動費、交通費など 約351千円
(2)シニアを中心とする市民の社会参加支援事業
① シニア向けパソコン学習支援事業
◇ 内容 会場の確保、教材の作成、講師・スタッフの参加日程管理を行い、市内9箇所の
会場で205回開催。貸出用機材のバージョンアップの実施。参加者:スタッフは平均
で、3:1。
・学習内容は各教室参加者のレベル・希望に応じ構成、テキストを作成
・貸出用に最新OS(Windows8.1)とOffice2013を30台準備した
教室名 | 開催日 | 開催数 | 参加者延べ | KCPスタッフ延べ | ||
1 | 中野島PC教室 | 入門 | 毎週水曜日 | 33回 | 200名 | 33名 |
継続 | 不定期 | 42回 | 260名 | 42名 | ||
2 | 大山街道ふるさと館 | 毎週木曜日 | 23回 | 407名 | 109名 | |
3 | 百合丘いこいの家 | 毎月第1火曜 | 11回 | 93名 | 47名 | |
4 | 百合丘基礎講座 | 毎月第3火曜 | 11回 | 94名 | 58名 | |
5 | 麻生いこいの家 | 毎月第4木曜 | 11回 | 78名 | 56名 | |
6 | レッツPCクラブ支援 | 毎月第2水曜 | 11回 | 79名 | 21名 | |
7 | 北部リハビリセンター | 毎週月曜日 | 39回 | 166名 | 75名 | |
8 | アリーノ・パソコン教室 | 毎週金曜日 | 18回 | 203名 | 54名 | |
9 | 麻生市民館パソコン教室 | 3月に実施 | 6回 | 82名 | 22名 | |
合計 | 205回 | 1662名 | 517名 |
◇ 日時 平成25年4月~平成26年3月
◇ 場所 上記のように中野島PC教室など、9箇所
◇ 従事者人員 27名
◇ 対象者 近隣住民
◇ 支出額 事業費用 約997千円
② シニアパワーアップ事業/行政との協働事業
シニアライフ講演会 | シニア向けPC教室 | 傾聴講座 | |
内容 | 第1部/シニア啓発のための講演会、講師;諏訪中央病院名誉院長・鎌田實氏「人のために何かをすると思いやりホルモンがでる」、第2部/地域で活動するNPO法人&シニア関連団体との情報交流(展示と活動紹介)実施 | 初心者対象で、シニアライフを豊かにするために、文書作成・インターネットやメール操作・デジカメ写真などのスキル習得のための講座。 各自に合った指導を実施。 講師養成講座を11回実施、スキルアップを図った。 | 傾聴スキルを習得し、実際の地域活動に繋げるまでを計画。傾聴基礎知識、認知症と傾聴、傾聴と音楽療法の学習と、体験実習を行った。地域で活動する傾聴団体の紹介実施。その後、修了者対象にフォローアップ講座実施。 |
日時 | 実行委員会を、平成25年5月からスタート、5回の会議を開催。 平成26年2月15日 13:00~17:00 | 平成25年9月~26年3月 ①毎週月曜日 10時~12時 ②毎週日曜日10時~12時 ③毎週木曜日10時~12時 | 準備会を3回開催、講師との打ち合わせ実施。 平成25年9月~26年3月 講座開催/7回、体験実習/1回/交流会1回 |
場所 | 川崎市役所第4庁舎 (旧いさご会館) | ①大山街道ふるさと館 ②日吉いこいの家2階 ③市立看護短大 | てくのかわさき |
従事人員 | 会員;10名 協力団体;17団体、40名 | 会員講師・スタッフ;27名、 延べ240名が参加 | 会員;5名、他1名 外部講師;2名 |
対象者 | 川崎市民/抽選による約115名が参加 | PC使用経験の無い川崎市民、抽選で合計59名 | 川崎市民/抽選による22名 |
支出額 | 約852千円 | 約1017千円 | 約436千円 |
③ ゆうゆうサロン事業
会員の専門知識を生かし、一般市民に同じ趣味を通じて仲間作りと交流を進める。
主な従業人員は、65歳以上である。
英会話 | 手編み | リボンレイ | |
内容 | 35回 延べ35名 | 48回 延べ63名 | 12回 延べ25名 |
日時 | 第2・第4木曜日 | 第1・2・4・5金曜日 | 第3火曜日 |
場所 | コーヒースポットライフ/中原駅前 | ||
従事人員 | 1名 | 1名 | 1名 |
対象者 | 近隣住民 | 近隣住民 | 近隣住民 |
支出額 | 約67千円 |
④ 学校施設有効活用事業・中野島小学校におけるモデル事業/行政からの委託事業
◇ 内容
・特別教室棟/音楽室、図書室、理科室などを地域団体が利用する時間帯の管理業務
・特別教室棟を活用した生涯学習事業を実施/どきどきワクワクなかのしまイベント開催
・シニア対象事業/中野島郷土史、コーラス、夕暮れミニコンサート
・子ども対象事業/学びの寺子屋開設、理科実験、切り絵、料理教室など開催
◇ 日時 平成25年4月~平成26年3月
管理業務 平日/17:30~21:30、 土日祝日/8:30~21:30
生涯学習事業/土・日
◇ 場所 川崎市立中野島小学校 特別教室棟
◇ 従事者人員 17名
◇ 対象者 中野島小学校の近隣住民
◇ 支出額 事業費用 約2078千円
(3)教育支援活動事業
① 小学校のPC学習支援事業
◇ 内容
・PC学習支援を小学校から依頼され実施。KCPスタッフ延べ164名参加。
上作延小/1~3年生、長尾小/2・5年生・特別級、西菅小/3年生、下布田小/3年生
百合丘小/3~6年生、麻生小/1~6年生、野川小/1~3年
・各区学校支援センターと連携して小学校へ活動紹介、参加団体との交流
・神奈川県警・サイバー犯罪対策課と連携し、情報モラル学習の推進。ネット犯罪学習
会実施、かわさき市民活動フェアとシニアライフ講演会で、情報モラルに関する啓発
展示。
◇ 日時 平成24年4月~平成25年3月
・PC活用授業支援
上作延小/10日間、長尾小/2日間、西菅小/2日間、百合丘小/5日間
麻生小/9日間、下布田小/3日間、野川小/12日間 合計/41日間
・麻生小からさらなる派遣要請があったが、要員不足で対応できなかった。
◇ 場所 上作延小、長尾小、西菅小、麻生小、下布田小、百合丘小、野川小、三田小
◇ 従事者人員 PC活用授業支援/19名
◇ 対象者 川崎市 7校の小学生
◇ 支出額 事業費用 約109千円
以上